応力低減技術
貼り合わせ部材起因、環境試験起因での応力を吸収する技術
低収縮技術や速硬化技術と組み合わせて、低弾性化した光学樹脂(OCR:Optically Clear Resin)が代表的な製品になります。
低歪化技術を加えることによって被着体にかかる応力をより低減させ、表示体におけるムラの発生などを防止。
また、被着体の反りの防止にも効果的です。
動画内容
- 落球試験の様子。
左は枠テープで2枚のガラスを貼り合わせ。右は応力低減技術を採用した樹脂で2枚のガラスを貼り合わせ。 - 落球後に応力低減技術を採用した樹脂で貼り合わせたテストピースはガラスが飛散していないとがわかります。
- 次に卵を落下させた状態の試験では、応力低減技術を採用した硬化物に落下した卵は割れておりません。
技術適用事例:
ディスプレイとタッチパネルやカバーレンズを貼り合せる「OCR」と言われる光学機能性充填剤として製品化。
航空機用のメーターでの採用にはじまり、スマートフォンやタブレットPCといった、静電容量式タッチパネルを搭載するモバイル機器。昨今では自動車等においても適用されております。